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こんなお悩みはありませんか?

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膝の下のすねの骨が突き出ている
膝の下あたりが赤く腫れ、熱感と痛みがある
膝のお皿の少し下にある骨に腫れや痛みが生じることが、オスグッド病の特徴的な症状です。

スポーツをすると痛み、休むと軽減する
痛みは、ランニングやひざまずく動作、ジャンプなど特定の動作で悪化し、安静にすると軽減する傾向があります。

痛みで正座ができない
膝を曲げる動作では、太ももからつながる筋肉が膝の下の骨を引っ張ることで痛みが生じる可能性があります。

成長期の子どもが膝の痛みを訴える
オスグッド病は、思春期の急激な成長の過程で生じやすいとされ、12〜14歳の男児や10〜13歳の女児によく見られる傾向があります。

オスグッドについて知っておくべきこと

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オスグッド病は通常、片方の膝に発生しますが、両方の膝に見られる場合もあり、不快感が数週間から数か月続くことがあります。
成長期が終わると症状が落ち着くことが多いですが、骨の隆起は痛みが軽減した後もしばらく残ることがあります。

また、オスグッド病はスポーツによる負担が原因で生じる障害であり、いわゆる成長痛とは異なります。
成長痛は、膝だけでなく足全体に痛みを感じることがあり、レントゲンでは特に変化が見られない点が特徴です。

症状の軽減には個人差があり、成長期の状態によっても異なります。
しかし、痛みを我慢して運動を続けると、症状が悪化する可能性があります。

オスグッド病の予防には、太ももの前後をしっかりとストレッチすることが重要です。
特に、運動前のストレッチは有効とされています。

症状の現れ方は?

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オスグッド病は、主に成長期のお子さまに見られる膝前部から下部にかけての痛みや赤み、熱感を伴う症状です。
膝関節を屈伸する動作を繰り返すことにより、膝蓋靭帯が付着する脛骨粗面に負荷がかかることで発生するとされており、特にバスケットボールやサッカーなどのスポーツを活発に行う10〜15歳の子どもに多く見られます。

初期には、脛骨粗面に対する圧迫や正座などで伸張・圧迫ストレスが加わることで、痛みや違和感が生じることがありますが、運動がまったくできなくなるほどではない場合が多いとされています。

しかし、徐々に痛みが強くなることで重症化し、日常生活や安静時にも痛みが出始め、生活に支障をきたすことがあります。
さらに、大人になってからも運動によって痛みが再発するなど、症状が残る可能性もあります。

その他の原因は?

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オスグッド病の原因にはいくつかの要素があります。

大腿四頭筋の影響
大腿の前にある「大腿四頭筋」という筋肉の付着部が膝の下にあり、ジャンプ動作などでその部分に負荷がかかります。
この過程で微細な出血や損傷、回復を繰り返しながら炎症が進み、成長過程の骨が隆起することによってオスグッド病が引き起こされます。

急激な骨の成長
成長前の骨は軟骨ですが、成長に伴い硬い骨へと変化します。
成長スピードが速い場合、骨の成長が追いつかず、軟骨の一部が剥がれたり、太ももの筋肉に引っ張られることがあり、これが炎症を引き起こす原因となります。
また、骨の成長に対して筋肉や腱など他の組織の成長が追いつかない場合、筋骨格構造がアンバランスになり、膝に余分な負担がかかることで痛みが生じやすくなります。

軟骨にかかる負荷
成長期の骨はまだ軟骨の状態であり、柔らかいため、大きな負荷がかかると軟骨が損傷することがあります。
この損傷が痛みとして現れ、成長痛と呼ばれることがあります。

繰り返しの負荷
成長途中の骨や筋肉、腱の状態で膝を曲げ伸ばしする動作を繰り返し行うと、膝周辺に痛みが生じやすくなります。
特にオスグッド病は、繰り返しの動作によるスポーツ障害の一つとして、サッカーやバスケットボールなどの競技を行っている子どもに多く見られます。

筋肉の緊張
スポーツだけでなく、日常生活でも膝は頻繁に使用されます。
膝に負荷が蓄積されると、膝周辺の筋肉が疲労し、筋肉が硬くなることがあります。
硬くなった筋肉は縮みやすくなり、骨を引っ張ることで痛みが生じやすくなります。

オスグッドを放置するとどうなる?

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オスグッドを放置しておくと、どのような影響があるかについてお話しします。

痛みを我慢しながら運動を続けると、最終的には長期間の運動休止を余儀なくされることがあり、最悪の場合、外科的な手術が必要になることもあります。
また、痛みが軽減しても、成人後に再び痛みが再発することがあります。これを「オスグッド病後遺症」と呼びます。この場合、手術が必要になることもあります。
手術では、骨小骨を摘出し、脛骨粗面部に突き出ている骨を切除して平らにする処置が行われます。

さらに、オスグッドを発症して十分に運動ができなくなると、成長ホルモンの分泌が不十分な状況が続き、骨の成長を妨げる可能性があります。このような状態が続くと、成長が遅れる原因となることもあるため、早めの対処が非常に重要です。

当院の施術方法について

当院での施術方法についてご説明いたします。

オスグッドは、太ももの筋肉(大腿四頭筋)が硬くなり、筋肉が付着している骨を引っ張ることが原因で起こります。
痛みがある際には、炎症を軽減するためにアイシングを行います。その後、電気治療を施し、痛めた部分を刺激して早期の軽減を目指します。
電気治療により、指圧では届きにくい奥の筋肉も緩めることができます。
次に、指圧を行い、筋肉を柔らかくしていきます。
さらに、ストレッチを行い、足全体の筋肉を柔軟にします。大腿四頭筋だけでなく、負担がかかっている周囲の筋肉もストレッチすることで、今後の痛みの予防に繋がります。

改善していく上でのポイント

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改善に向けてのポイントについてお話しいたします。

強い症状が現れた場合、2〜3ヶ月の安静が必要です。部活動に参加しており、試合が近い、または大会を目指している方々は、休養を取ることが難しいと感じるかもしれません。しかし、後遺症などのリスクを考慮すると、この時期は思い切って休養を取ることが最も効果的です。

痛みを軽減するためには、氷を使って膝の皿の下を冷やすアイスマッサージや、大腿四頭筋のストレッチが効果的です。ただし、やり過ぎると筋肉を痛めたり、硬くしてしまうことがあるため、注意が必要です。

予防のためには、以下のことが大切です:

子どもの成長に応じて、運動量や練習メニューを調整すること。

好き嫌いせず、まんべんなく栄養を摂取すること。

ゆっくりと適度なストレッチを行うこと。

これらを意識することで、症状の軽減や予防に繋がります。