悩みタイトル

股関節に違和感を感じ、歩きにくい
立ち上がる時や歩き始めの時に、足の付け根の部分が痛む
お尻や太もも付近の痛みを感じる
あぐら姿勢や、靴下を履くのが困難
歩く時に左右に体が揺れる様に歩いてしまう

この様な症状がある場合は変形性股関節症の疑いがあるかもしれません。
股関節は日常生活でよく使う関節ですので、早めの診断をおすすめします。

変形性股関節症に対する当院の考え

当院では、変形性股関節症に対するアプローチとして、まず起き上がり時や立ち上がり時、歩き始めなどに太ももの前か横に痛みが出る特徴的な症状に対処することを考えます。痛みの軽減が期待できるような施術を行います。
進行具合によっては無理な運動を控え、軟骨の摩耗やすり減りを最小限にするように指導します。歩き方をチェックして、股関節にかかる負荷を下げて進行を遅くさせることで、症状の進行を抑えることが大切です。
筋肉が落ちてしまうことを防ぐためにも、股関節に負担をかけないような筋トレを行うことをおすすめします。

変形性股関節症は年配の方に多く見られる症例ですので、無理のない施術や予防に重点を置いて、解決策を提供していくことが大切です。

変形性股関節症を放っておくとどうなるのか

変形性股関節症は、加齢や体重の増加によって関節に負担がかかり、軟骨が減りやすくなります。
関節の変形が起こるまでには通常2年程度かかることが多いです。関節の上下には3〜4ミリの厚さがある軟骨がありますが、2年で、早ければ1年でその厚さがゼロになることもあります。

初期の段階では痛みが強く感じられることがありますが、しばらくすると痛みが収まってしまうこともあります。
しかし、軟骨の摩耗や関節の変形は進行し続けるため、初期の段階で適切に診察を受けることが重要です。

放っておいて運動を続けると、残された軟骨も次第に減ってしまいます。痛みを感じる時は安静にし、活動を控えることが最善の対策と言えるでしょう。

変形性股関節症の軽減方法

変形性股関節症対策としては、股関節にかかる負担をできるだけ減らす工夫が重要です。例えば、低い姿勢での和式の生活から、洋式の生活スタイルに切り替えること、体重のコントロール、弾力性のある靴選び、適切な杖やカートの使用が効果的です。

基本的な施術として、温熱療法、運動療法、薬物療法が取り入れられます。
温熱療法は股関節の血行をよくし、筋肉をほぐして痛みを軽減する効果が期待されますが、急性の強い痛みがある場合は逆効果となることもありますので注意が必要です。
運動療法では、ストレッチと筋肉トレーニングが効果的です。ストレッチは股関節をリラックスさせ、動きやすくするために行われます。

変形性股関節症の軽減に効果的な当院の施術メニューは?

当院では、変形性股関節症に対して、骨盤剥がしというメニューを提供しております。
このメニューは他動運動による運動療法に加えて、股関節周囲の筋肉などの組織を動かすことで、痛みを和らげる効果が期待されます。
完全に治すことや痛みをゼロにする施術ではありませんが、痛みで悩んでいる方や進行を抑えたい方にとって効果が期待できる施術です。

また、筋膜ストレッチによる筋肉の柔軟性向上や、鍼施術による刺激も、疼痛などの軽減に効果を期待できる施術方法です。
進行度合いに応じて、簡単な手技施術と薬物療法を組み合わせることも良い方法となります。

当院では患者さん一人一人の状態に合わせた丁寧な施術を心掛けております。ぜひ、お気軽にご相談ください。

その施術を受けるとどう楽になるのか

骨盤剥がしをすることで、周囲の筋肉を緩め、股関節の柔軟性を保つ効果や、関節の位置を矯正して痛みを軽減することが期待できます。
変形性股関節症の方にとって、歩行が最も股関節に負荷をかける動作です。そのため、歩く際にも股関節への負担を軽減する身体の使い方や、筋肉の柔軟性を出す効果が期待できます。
身体の負荷を減らすことができれば、軟骨のすり減りを軽減し、症状の進行を抑えることが可能となるでしょう。

また、鍼施術は痛みそのものを緩和し、炎症を沈めて疼痛を減らす効果が期待されます。日常生活における痛みの影響を軽減することにも役立ちます。

軽減するために必要な施術頻度は?

変形性股関節症は進行具合によって施術期間も施術方法も異なります。温熱療法や運動療法をしても完治をするのが難しい場合もあります。

私たちは日々股関節にかかる負担を減らすために施術を行なっておりますので、頻度はなるべく多く、期間は長くかかると考えていただくと良いでしょう。
ただし、末期の段階まで進行してしまうと骨が変形してしまい、手技による治療が困難になることもあります。

早期の段階での施術をおすすめいたします。変形性股関節症に対しては、患者様の状態をよく理解し、最適な施術を提供することで症状の軽減を目指します。痛みや不快感を抱えている方は、お早めにご相談ください。