身体のゆがみ


こんなお悩みはありませんか?
肩こりや腰痛
起こりやすい症状の1つ。背骨のS字カーブが崩れると、僧帽筋や背筋などに負担がかかる。すると筋肉が緊張し、こりや痛みが生じる
冷え
骨盤の内側を通っている血管が骨盤の傾きによって圧迫されると、血液循環が悪化し、下半身の冷えを起こしやすくなる
脚の長さが変わる
骨盤が傾き、股関節の位置が変わることで、左右の脚の長さが違う状態に。O脚やX脚も招き、バランスの悪い体型や姿勢になる
胃もたれ
骨盤が前後に傾くことで、正常な位置で内臓を支えられず、全体に下がってしまい逆流性食道炎になることも。下腹もぽっこり出やすくなる
胸の位置が下がる
猫背などによって、胸まわりの筋肉の張りがなくなり、胸の位置が全体的に下がってしまう
身体のゆがみについて知っておくべきこと
身体の歪みについて知っておくべきこと
動物の身体において、骨(骨格)と筋肉の関係性はとても重要です。
人間の身体は、骨格と筋肉によって重心を保ち、その軸となる背骨(脊椎)と骨盤が全身を支えています。
背骨は緩やかなS字カーブを描いており、上半身の重みを前後に効率よく分散させることで、筋肉に過度な負担がかからないような仕組みになっています。
また、骨盤は上半身と下半身をつなぎ、全身を支える土台となる役割に加えて、内臓や生殖器を守る働きも担っています。
しかし、悪い姿勢や日常生活での習慣によって、背骨や骨盤が本来の位置から傾いてしまうと、身体が歪み、筋肉のこりや痛みの原因となることがあります。さらに、内臓の不調を引き起こすこともあり、全身の健康に影響を及ぼす可能性があります。
症状の現れ方は?
症状のあらわれ方について
ここでは、症状のあらわれ方についてご説明いたします。
身体に歪みが生じると、筋肉のバランスが崩れ、血液やリンパの流れが悪くなりやすくなります。
その結果、筋肉が緊張しやすくなり、肩こりや頭痛、腰痛といった症状があらわれることがあります。
また、むくみ・冷え・倦怠感といった症状も、血流の滞りによって引き起こされる可能性があります。
頭痛の原因の一つとして、悪い姿勢が続くことで首の筋肉が緊張し、神経が圧迫されることで背骨がずれやすくなることが挙げられます。
背骨のずれによって、脳へとつながる血管が骨の間に挟まれてしまうと、脳に運ばれる血液量が減少し、頭痛が起こることがあります。
さらに、身体の歪みは痛みだけでなく、自律神経の乱れを招くこともあります。
自律神経のバランスが崩れると、冷えやほてり、下痢、生理痛といった不調につながることがあります。
その他の原因は?
背骨と骨盤を支える筋肉と身体の歪みの関係
背骨と骨盤は筋肉に支えられており、筋肉の伸び縮みによって身体のバランスが保たれています。
しかし、筋肉への過度な負担や筋力の低下、筋肉の硬直などが起こると、背骨や骨盤が傾き、身体が歪んだ状態になってしまいます。
歪みの主な原因としては、猫背や反り腰、足を組むといった悪い姿勢、長時間同じ姿勢を続けること、日常動作における偏った動きによって特定の筋肉ばかりを使い続けること、運動不足による筋力の低下、冷えによる血液循環の悪化、さらにストレスによる血流の悪化などが挙げられます。
また、妊娠によって筋力が低下し、出産時に開いた骨盤が元の状態に戻りにくくなることで、骨盤の傾きや身体の歪みにつながる可能性も高くなります。
身体のゆがみを放置するとどうなる?
身体の歪みを放置するとどうなるか
ここでは、身体の歪みを放置した場合に起こり得る影響についてご説明いたします。
身体に歪みがあると、ケガのリスクが高まる可能性があります。歪みを放置し続けることで、歪みの程度がさらに強くなりやすくなります。
人は身体が歪むと、その歪みをかばうような動きを無意識に取るため、歪みがより複雑化し、元の状態に戻すことが難しくなる場合があります。
歪みが複雑になるにつれて、痛みが生じる部位が増えることがあり、それに伴いリスクも高まっていきます。
時間の経過とともに、より状態が悪化するおそれがあるため、注意が必要です。
こうした歪みからくる影響としては、腰痛や首・肩の筋肉の張り、さらには痛みの発生などが挙げられます。
また、自律神経のバランスが乱れることにより、身体の不調を感じる要因となることもあります。
当院の施術方法について
当院で行う歪みへのアプローチについて
当院では、お身体の歪みに対して、まず骨格矯正をおすすめしております。
骨格矯正は、姿勢の悪さによって生じた関節の歪みに対して、適度な圧を加えながら正しい位置に戻すことを目指す施術方法です。
ただし、骨粗しょう症の方や、骨に変形がみられる方、筋肉の硬さが強くみられる方に関しては、骨格矯正が難しい場合があります。
そのため、当院ではそのような方には「猫背矯正」という筋肉へのアプローチを中心とした施術をおすすめしております。
また、骨格矯正は筋肉矯正と併せて行うことで、相乗効果が期待できるため、同時に取り入れていただくことが望ましいです。
さらに、整えた骨格の状態を維持するためには、インナーマッスルを鍛えることも大切です。
当院では、「楽トレ」という機器を導入しており、寝たままの状態でインナーマッスルに刺激を与えることが可能です。骨格矯正や筋肉矯正とあわせて行っていただくことで、より効果が期待できます。
軽減していく上でのポイント
身体の歪みを軽減していくためのポイント
ここでは、身体の歪みを軽減していくうえでのポイントについてご説明いたします。
身体の歪みは、日常生活の中で正しい姿勢を意識したり、筋肉の疲労を適切に取り除いたりすることで、軽減が期待できます。
腹横筋・背筋を鍛える
正しい姿勢を維持するためには、腹横筋や背筋など、体幹の筋肉を鍛えることが大切です。
柔軟性を高める
筋肉や関節が硬くなると、背骨や骨盤を正常な位置に保つことが難しくなります。
体幹の筋肉、太ももの裏、背骨、股関節、お尻の筋肉の柔軟性を保つために、ストレッチを取り入れることが効果的です。
筋肉の使い方に注意する
物を持ち上げる、立つ、座るなどの日常動作の際にも、正しい姿勢を意識して行動することが大切です。